今回は、トレーダーが個人事業主になるメリットや、手続きの手順などをお話をしていきます。
そもそも個人事業主登録をする必要があるかというところですが、
結論、した方がいいです。
ではどういったメリットがあるのかをお話していきたいと思います。
トレーダーが個人事業主登録するメリット
ズバリ節税できる事です。
青色申告で確定申告する事により、様々なものを経費計上する事ができます。
青色申告と白色申告
確定申告には、青色申告と白色申告があります。
青色申告は、毎日の取引を帳簿へ記録し、その結果を確定申告書に記載して申告する制度のことです。原則、複式簿記(2つの勘定科目を用いて、お金の動きと原因の2点を記録する方法)により帳簿を記録するため、その分手間がかかります。
また、青色申告は事前に青色申告の承認の申請が必要で、開業後2ケ月以内に税務署へ青色申告の承認の申請を行っていなければ、その年は白色で行うことになります。
白色申告は青色申告の申請書を提出していない事業者が行う確定申告制度です。2014年(平成26年)分からは、すべての白色申告者に「帳簿への記帳」と「帳簿等の保存(期間5~7年)」が義務づけられたため、帳簿の作成だけならば青色申告とそれほど手間は変わりません。
青色申告は少し面倒に感じますが、節税できるのは青色申告です。
青色申告だと最大65万円の特別控除が無条件に受けれます。
要するに、売り上げから65万円引いてもらえるのでその分課税対象金額が減ります。
また、ハイローオーストラリアだと口座の入出金履歴や、取引詳細をマイページで確認できる為比較的楽です。
経費で引けるもの
事業に関わるものは漏れなく必要経費として計上できます。
自宅で取引してるのであれば、家賃や光熱費を、実際に仕事で使っている面積や時間で按分して、事業の経費とすることができます。
例えば、2LDK・50㎡の賃貸マンションのうち、15㎡の一部屋を仕事場として使っているのであれば、家賃を按分して30%分を「地代家賃」として経費とすることができます。
取引するPCを新しくしたり、移動に使った交通費、仕事に車を使うのであれば自動車税やガソリン代なんかも経費として計上できます。
1年の売り上げから、必要経費を引いた金額に税金がかかりますので、引けるものは全て引いちゃいましょう。
必要経費をしっかり計上すれば、その分税金を少なくすることができますので、面倒がらずに帳簿付けをした方がいいです。
個人事業主の開業手続き方法
税務署へ開業届と所得税青色申告承認申請書の提出。これだけです。
非常に簡単で、恐らく5分もかからずに受理してもらえます。
また、書類を郵送することも可能です。
記載項目としては下記の通りです。
- 氏名/生年月日/個人番号(マイナンバー)
- 納税地(現住所)
- 開業日/屋号名
- 職業/事業の概要
- 青色申告の承認申請の有無
- 消費税の課税事業者選択届出の有無
- 給与等を支払う人数
最後に
費用もほぼ無いに等しいので、副業で稼いでいる人は個人事業主登録をし、節税する事をオススメします。
開業するための書類や手続き方法はそれほど難しいものではありません。
開業に最低限必要な書類と手続きがわかればスムーズに開業することができます。
後々に、やっておけば良かったとならないように先ずは動きましょう!